“あなたのために”と、お互いの足りない部分をそっと補い合い、支え合ってきたおふたり。

そんなおふたりの結婚式のテーマは 【満ちる日】 でした。

人生の中でいちばん感情が溢れ、“満ちたおふたりの姿”を見たい。
そんな願いを込めてお贈りしたテーマです。

一日は、あたたかいファーストミートから始まりました。
新郎様が新婦様のためにしたためた、初めてのお手紙。

それを読んだ新婦様の、とても嬉しそうな表情が印象的でした。
さらに、新婦様からもサプライズで新郎様へお手紙が。
「これからも足りないところを補い合いながら、いっぱい旅行して、いっぱい食べて、仲良くやっていこうね。」
互いを想うまっすぐな気持ちに、その場にいた全員が心を満たされました。

家族の時間では、それぞれが親御様へお手紙を読まれました。
新郎様はお母様とおばあ様、そして天国で見守ってくれているおじい様へ。

普段なかなか伝えられなかった「ありがとう」と「ごめんなさい」を、涙をこらえながら必死に言葉にされていました。

その手紙から生まれた、挙式中のお母様とおばあ様からのハグ。
少し驚きながらも嬉しそうに微笑む新郎様の“満ちた表情”が忘れられません。

新婦様はお手紙の中で「パパがつけてくれた名前のおかげで、人生で素敵な出会いがたくさんあったなって思います」とお父様へ伝えられました。その言葉を噛みしめ、これまでを思い返すような表情をされていたお父様の姿が、とても印象深い時間でした。

“自分にとっては、今も子どもの頃のままなんだ”と、少し冗談交じりにお話しされるお父様。
その言葉には少しの寂しさと、たくさんの愛情が詰まっていて、娘を送り出す父としての想いに心が動かされました。

結婚証明書は、おふたりのオリジナル 【満ちる証明書】。
ゲストの想いが詰まった、まさに“満ちた”一枚になりました。

そしてコンセプトに合わせた 【満ちるセレモニー】。おふたりが白紙のケーキを一緒に満たしていく姿は、おふたりの関係そのもののようで、とてもおふたりらしい時間でした。

歓談では、おふたりがゲストのテーブルをまわり、自由に過ごしたひととき。
その空間はゲストにとっても、おふたりにとっても居心地がよく、心が満たされる時間となりました。

そして一日の終わりには、会場全体が“満ちた一日”となり、おふたりが微笑み合う姿を見届けることができました。

これからも、今日のように満ちた姿で歩んでいってほしいと願っています。
どうかこれからも、お互いを満たし合っていってください。

末永くお幸せに――。